前回までで養生についてのお話が終わりました。
ここで今までの内容を振り返ってみましょう。
・気血水とそのトラブルについて
・陰陽五行説
・五臓六腑とそのトラブルについて
・養生について
だいぶいろいろとお話してきましたね。
今までは中医学のベースとなる基礎知識をお伝えしてきました。
今度からは少しレベルアップして中医学的な診断の導き方へのお話になります。
それは
“弁証論治(べんしょうろんち)”
です。
漢方を飲むにしても、薬膳にしても
「〇〇には□□がいいらしい」
(例えば、風邪には葛根湯を飲むといい、美肌にはクコの実がいい)
といった断的な知識や情報が
今はいろいろなところにあふれていると思います。
もちろん一時的にそれを利用するのも私はいいと思っています。
でもせっかく薬膳を学んでみたいと思うのであれば
そこから一歩進んでみることをお勧めします。
弁証論治はこのような流れになっています。
最後の処方のところが薬膳だと食事ということになります。
私が教わった先生からは
「最終的には弁証論治をみることが大切」
とおっしゃっていました。
次回から少しづつみていきましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。