今回も論治の続きの
④三因制宜
についてお話していきます。
三因制宜とは
治療というのは
時→因時制宜
地→因地制宜
人→因人制宜
の3つを考慮して検討していくということです。
ひとつづつ見ていきましょう。
1 時→因時制宜
時とは気候や季節を考慮することです。
同じ症状でも季節が違ったら、その時に対応した治療を考える必要があります。
2 地→因地制宜
地域制を考慮するということです。
温度や湿度が異なる地では
食生活や生活にも違いが出てきます。
それを考慮して治療を考える必要があります。
3 人→因人制宜
年齢や性差、人種差を考慮するということです。
同じ症状でも年齢や性別によって治療を考慮する必要があります。
このように同じ症状が出ていたとしても
時・地・人
の3つの違いを考慮して治療法や処方・養生を考えていくことになります。
これは中医学ならではの考え方になりますね。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。