今回は4つ目の臓腑の
肺と大腸
についておはなししていきたいと思います。
まずは肺のはたらきからみていきましょう。
1 肺は呼吸をにない、呼吸により気を生み出す
自然界の新鮮な空気を体内にとりこんで、
体内の濁った気を身体の外へはき出します。
これを中医学のことばで
“呼吸をつかさどる”
といいます。
このとりこんだ新鮮な空気で“気”を生成します。
2 気や水を全身にいきわたらせる
1でつくられた“気”を
体内→からだの表面にいきわたらせるor皮膚の表面から汗として出す(=宣発・せんぱつ)
肺→腎へ気を送りこむこと(=粛行・しゅくこう)
この2つをあわせて肺のはたらきの
“宣発と粛行をつかさどる”
といいます。
宣発・粛行を図でイメージするとこんな感じです。
宣発でいきわたった気は身体の表面で防御作用の役割をして、
風邪などの邪気が体内へ侵入するのをふせいでいます。
また“水”を体内にいきわたらせて、余分な水を排出させることを=水道通調作用といいます。
3 肺は鼻・皮毛にあらわれる
ここでいう肌毛とは
皮ふ・汗腺・皮ふのうぶげのことをいいます。
つぎに大腸についておはなししていきます。
1 大腸は大便の貯蔵と排泄をおこなう
2 いちど余分な水として排泄されたものから、水分を再吸収します
次回は肺が不調になったときに出る症状についてみていきましょう。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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