ゆるり中医学~国際中医師が綴る生活に中医学を~

国際中医師、薬剤師が綴る中医学です。

中医学入門㉕ 養生について~その2 運動と休養養生

こんにちは。国際中医師、薬剤師の綴るゆるり中医学です。

前回おはなしした健康な身体のうちからとりいれていきたい養生のなかから

今回は運動と休養養生についておはなししていきます。

 

まず運動による養生です

身体を動かすことは“気”が巡ります。

中医学では流れているものは腐らない

と言われていて、

その反対の止まったままは気が滞る=病気につながるとされています。

今は在宅ワークなどでずっとすわりっぱなしの方も多いのではないかと思いますので、時間を決めて2時間に一回くらいはトイレにいくでもいいので身体を意識的に動かすといいすね。

ちなみに中医学には“労逸(ろういつ)”という言葉がありまして

過労・・・動きすぎ→気を傷つける

過逸・・・動かなすぎる→気が滞る

となるので、

なにごともほどほどがいいとされています。

急に10キロのマラソンをするよりも、

ゆるいウォーキング

ストレッチ

ラジオ体操

呼吸運動(腹式呼吸

など、細く長く続けていける運動のほうが養生としては大事になっています。

つぎに休養について

睡眠・・・これは量よりも“質”が大事になってきます。

     人によって十分な睡眠の量は異なってきますので、本人がよく眠れた、疲れ         

     が取れてすっと起きられたというのが良い睡眠がとれた指標になってきます

お風呂に入る・・・湯舟につかることで全身が温まり

         血行が良くなる=血が巡ります

マッサージ

 

どれも言われてみればなるほど、簡単だと思われることばかりかだと思いますが、

これを日々の生活にずっと取り入れ続けていくことが大事になります。

ご自分の生活の中でできそうなことからやってみてください。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。