前回までで中医学入門①の中でお伝えした中医学を学ぶ上でのキーワードの
陰陽説
気血水
についてはすべてお話しました。
今回から新たに“養生”についておはなししていきたいと思います。
中医学では養生ということが大切になってきます。
「養生の術を努めて学び、長い期間実行すれば
体は丈夫になって病気もせず天寿を全うし
長いこと人生を楽しめるのは当然のことである」
養生訓 貝原益軒より
という言葉があるくらいです。
養生とは“未病”の状態で治し、病気にならないことが大事で
そもそも未病にすらならない健康な身体をつくるために
普段から養生を取り入れた生活を送ることで
自然治癒力を高めます。
健康な身体のうちから取り入れたい養生として
運動と休養養生
日常生活の養生
食事の養生(これはのちに薬膳につながっていきます)
この3つについては次回から1つずつお話していきたいと思います。
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最後に養生の原則として
1.自然と調和して過ごすこと
人間は自然界の一部。自然に合わせて生活していくこと
すなわち四季の変化や土地の風土に合わせた生活をとること
(ここも後に四季の養生として日常生活の養生の中でお伝えしたいと思っています)
2.陰陽の調和をとること
中医学入門⑨ででてきた陰と陽のバランスが崩れた状態が病気なので、陰と陽はどちらかに偏りすぎず平衡をとることが養生になります
3.心身の統一
精神の健康を保つことで心身ともに健康になります
養生はむりせずゆるく長くつづけていくことが大事になりますので、
今後のお話のなかでご自身の生活のなかでとりいれていけそうなことがあったら続けられそうなことから選んでみてください。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。