ゆるり中医学~国際中医師が綴る生活に中医学を~

国際中医師、薬剤師が綴る中医学です。

中医学入門⑦ 水について

こんにちは。国際中医師、薬剤師が綴るゆるり中医学です。

 

今回は水(すい)についてお話します。

 

以前、水とは

全身を潤すもの

と説明しました。

 

さらに詳しくみていきましょう。

 

水のことを中医学では“津液”ともいいます。

津液は

体内にある血液以外のすべての水液のことをさします。

体液と考えるといいかもしれません。

 

具体的には

涙、ハナミズ、だ液、胃液、腸液、リンパ液

正常な分泌物(汗、尿)

のことです。

 

 

津液の働きとしては

難しくいうと、

全身の臓腑を滋潤し、なん養すること

 

言い換えると

内臓や髪、筋肉、粘膜などを潤して、

関節をなめらかにすることです。

 

 

潤いという点では前回までお話していた血にも同じような働きがありましたね。

 

この水の働きも次回の不足した場合のお話を聞いてからの方が

理解しやすいかもしれません。

 

それでは今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。