ゆるり中医学~国際中医師が綴る生活に中医学を~

国際中医師、薬剤師が綴る中医学です。

中医学入門⑧ 水について~その2 水のトラブル

こんにちは。国際中医師、薬剤師が綴るゆるり中医学です。

 

 

今回は水(すい)のトラブルについて代表的なもの2個について説明していきます。

 

①津虚

 

水(津液ともいう)の不足した状態

症状としては

・肌や髪のぱさつき

・目、鼻、口の渇き

・便秘 コロコロ便

・粘膜の乾燥

 

治し方 津液を生む(生津法)

 

カサカサすると聞くと以前お話した血虚と似ている???と思う人もいると思います。

比較してみると

津虚は色がなく、

ただの乾燥というのが一番の違いです。

血は不足すると乾燥するだけではなく、精神面にも影響してきます。

 

 

②水滞

痰飲ともいう

 

水の流れが滞り、

体内に余分な水が滞っている状態

 

 

症状としては

・むくみ

・身体が重だるい

・頭重感

・手足のこわばり

・鼻水、鼻づまり

・湿気や雨に弱い

・耳鳴り

・めまい

・下痢

 

この中だとむくみや重だるい理解しやすいのではと思います。

 

治し方 水を巡らせる(利水法)

 

 

今回の水についてもトラブルを見ることで

水の働きがイメージしやすくなったでのではないでしょうか。

 

 

それでは今回も最後までお読みいただいてありがとうございました。