ゆるり中医学~国際中医師が綴る生活に中医学を~

国際中医師、薬剤師が綴る中医学です。

中医学入門⑩ 陰陽五行説について~その2 五行説(前編)

こんにちは。国際中医師、薬剤師が綴るゆるり中医学です。

前回、陰陽説と五行説をあわせて陰陽五行説といい、

そのうちの陰陽説についてお話しました。

 

今回はもうひとつの五行説についてお話していきたいと思います。

 

五行説とは

自然界のすべてのものは

木(もく)

火(か)

土(ど)

金(ごん)

水(すい)

の5つの要素から成り立っている

という考え方になります。

 

ここでいう自然界のすべてのものには

人間の身体や食べ物

なども含まれます。

 

この5つの要素の関係性はこの図のようにあらわすことができます。

 

5つの要素には図に書いたようにそれぞれ特性があります。

 

この星形の図は中医学を勉強していくうえで大事な図になりすが、

すぐに覚えるというより見慣れていけるといいですね。

 

この5つの要素は

相手を助けたり

相手をコントロールすることで

バランスを保っています。

そのためどこかひとつの要素でも調子をくずしてしまうと

ほかの4つの要素にも影響が出てきてしまいます。

 

ちなみに五行の

五→5つの気

行→巡る

という意味があります。

この気は、以前にもお話した気血水のなかの気になります。

 

すべてのものは5つの要素に当てはめることができるので

その分類については次回お話したいと思います。

 

今回も最後までお読みいただいてありがとうございました。