今回は臓腑弁証の続きの
腎
についてお話していきます。
腎のはたらき
精気
水
納気
<おもな証> <治法>
腎陽虚 温補腎陽 朝方の下痢・足腰の冷え
潮熱(ちょうねつ)
腎不納気 補腎納気 咳・息切れ・活動するとひどくなる・呼が多く吸うが少ない
腎精不足 補益腎精 発育のおくれ(背が低い・体が小さい)・不妊
腎気不固 補腎固摂 夜のトイレの回数が多い・おねしょ
※上の5つの証に共通する症状として
腎虚=難聴・髪の劣化・耳鳴り・顔が暗黒色・足腰のだるさ
があります。
膀胱湿熱 清利湿熱通淋 トイレが近い・排尿痛
おしっこに血が混じる・残尿感
腎陰虚の症状として出てきた
潮熱(ちょうねつ)とは
潮の満ち引きのように時間帯によって熱が上がったり下がったりする症状をいいます。
たとえば朝は平熱なのに、午後から夜にかけてのみ発熱する場合など
今回で臓腑弁証の各臓腑の証のお話は終わりになります。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。