前回までは番外編をお話していましたが
今回からは再び本編に戻り弁証のお話をしていきます。
診断:弁証の
②臓腑弁証
をみていきましょう。
臓腑弁証とは
肝心脾肺腎の各臓腑の状態を四診から集めたデータから分析して
今の時点の病変部位を判断して証を導く方法です。
五臓=肝・心・脾・肺・腎
六腑=胆・小腸・胃・大腸・膀胱
それぞれのはたらきについては
以前お話したブログの⑬~㉓を参照にしてください。
ここではまとめていきましょう。
肝のはたらき
疏泄
血を貯蔵する
<主な証>
<主な証> <症状> <治法>
肝気うっ結 情緒不安定・無気力・つかえ感 そ肝解うつ
肝火上炎 いらいら・怒りっぽくなる・目の充血 清肝瀉火
肝血虚 視力低下・手足のしびれ・こむらがえり 滋補肝血
肝陰虚 手足心の熱寒、寝汗 滋陰養血
肝陽上亢 怒りっぽい・強い頭痛・めまい 滋陰平肝潜陽
肝内風動 めまい・けいれん・しびれ 平肝熄(そく)風
肝胆湿熱 脇の張ったような痛み・口が苦い 清熱利湿
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次回は心の証をみていきましょう。
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