ゆるり中医学~国際中医師が綴る生活に中医学を~

国際中医師、薬剤師が綴る中医学です。

中医学入門㊷ 弁証論治~その8 四診:切診

こんにちは。国際中医師、薬剤師の綴るゆるり中医学です。

 

四診の最後の

“切診”(せっしん)

についてお話していきます。

 

切診は患者さんに直接触れることで情報を得ていく診察法になります。

日本ではお医者さんなどの資格がないと患者さんに触れることができないため

切診については参考程度にみておいてください。

 

切診の中でも代表的な

「脈診」(みゃくしん)

についてみていきましょう。

脈診は手首の脈に触れて

脈のふれ方

力強さ

に応じて証を分けていきます。

正常な脈は

平脈といい

ひと息で4回以上、5回以下の拍数

脈が均等

なことをいいます。

 

ここから代表的な脈と証についてみていきましょう。

①脈の位置

②脈の速さ

③脈の力強さ

脈をとることで証が分かる、

これは中医学ならではの診断法ですね。

中医学の過去の臨床データをもとに理論的に整理されています。

本場中国では、腕を入れると脈を判定してくれる機械があると

授業で聞いたことがあります。

日本での血圧計のような感じでしょうか。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。