前回の八網弁証の続きです。
②寒熱=病気の性質を寒と熱で考察
《熱証》
・熱邪(温・暑・火)を感受
・臓腑の陽気が高まり過ぎた
・陰液の不足
症状としては
発熱・くちの渇き・顔が真っ赤になる
手足心の熱感・ホホの赤み・微熱
ここで手足心の熱感、ホホの赤み、微熱のことを
“虚熱(きょねつ)”
といいます。
《寒証》
・寒邪を感受
・臓腑の陽気が不足している
症状としては
寒気
手足の冷え・くちの渇きがなし・尿が薄く多量・トイレの回数が多い・軟便や下痢
ここで熱と寒の鑑別のポイントをお伝えしましょう。
一概に全部に当てはまるとは言えませんが、
熱と寒はこのようなポイントで判断することができます。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。