ゆるり中医学~国際中医師が綴る生活に中医学を~

国際中医師、薬剤師が綴る中医学です。

中医学入門52 弁証論治~その16 八網弁証

こんにちは。国際中医師、薬剤師の綴るゆるり中医学です。

 

前回の八網弁証の続きです。

②寒熱=病気の性質を寒と熱で考察

《熱証》

・熱邪(温・暑・火)を感受

・臓腑の陽気が高まり過ぎた

・陰液の不足

 

症状としては

発熱・くちの渇き・顔が真っ赤になる

手足心の熱感・ホホの赤み・微熱

 

ここで手足心の熱感、ホホの赤み、微熱のことを

“虚熱(きょねつ)”

といいます。

 

 

《寒証》

・寒邪を感受

・臓腑の陽気が不足している

 

症状としては

寒気

手足の冷え・くちの渇きがなし・尿が薄く多量・トイレの回数が多い・軟便や下痢

 

ここで熱と寒の鑑別のポイントをお伝えしましょう。

一概に全部に当てはまるとは言えませんが、

熱と寒はこのようなポイントで判断することができます。

 

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。