ゆるり中医学~国際中医師が綴る生活に中医学を~

国際中医師、薬剤師が綴る中医学です。

中医学入門㊹ 番外編~中医学スクールあれこれ 1

こんにちは。国際中医師、薬剤師の綴るゆるり中医学です。

今回は番外編です。

序章で中医学を学ぶにはどんなスクールがあるかお伝えしましたが

その中で最初に通った、

薬日本堂

についてお話します。

これからどんなスクールに通おうか迷っている方へ少しでも参考になればと思います。

薬日本堂にはいくつかコースがあります。

最初に受講したのが

漢方養生指導士初級養成講座

です。

週1回、3コマの授業を3か月受講終了すると

確認試験の受験資格が得られて、それに合格すると

漢方養生指導士初級資格

が認定されます。

内容としては初級なので

気血水

養生

陰陽五行説

五臓六腑

病院論

などを勉強しました。

次に受講したのが

漢方養生指導士中級養成講座

で、初級と同じく

週1回、3コマの授業を3か月受講終了すると

確認試験の受験資格が得られて、それに合格すると

漢方スタイリスト

に認定されます。

中級になると

診察法

診断法

治療法

薬物学

実践養生

という内容になり、

具体的な漢方方剤の内容や代表的疾患、使われ方を学んだり

ここで初めて弁証論治を使用した分析→処方への導をワークブックを使用して症例検討して、先生に添削してもらったりしました。

家族など身近な人に協力してもらい症例検討するのは、とても楽しかったです。

その次に受講したのが

養生薬膳コース

で週1回、3コマの授業を3か月受講終了すると

養生薬膳アドバイザー

に認定されます。

このコースは中級まで受講して中医学の基礎知識がないと受講できないことになっていて、私は当初は受ける予定はありませんでした。

しかし初級、中級と勉強していく過程に少し薬膳に触れる機会があり

ちょっと面白そうと思ったのと

薬膳の講師の先生の授業がとても面白くて、この先生の授業をもっと聞いてみたい

と思ったが受講のきっかけでした。

薬膳の世界は奥深く、食材ごとに効果効能を知るのはとても面白かったのですが

どの食材にも効果効能があるとなると、食事として組み合わさった時にどう考えたいいのか、と悩むこともありました。

でも毎日食べる食事から養生ができる

というのは薬膳を身近に感じることができました。

このコースでは

薬膳の原則、基礎知識

四季の食養生

弁証別の食養生

などの内容を学び、

時には各自が自分で考えた薬膳料理を持ち寄り、ランチパーティーのように楽しんだりする授業もありました。

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次は

漢方臨床指導士養成講座

を受講したのですが、これは10か月間の長期にわたるコースで

月2回、6コマと1日がかりなうえに

受講料も他のコースに比べると高額なためなかなか受講に踏み切れず

締め切りぎりぎりまで悩んだ結果、思い切って申し込みをしました。

ここでは漢方方剤と生薬について学びつつ

弁証論治を用いて分析→処方を導く症例検討のワークを毎回行うのですが

自分で書いてもっていくと先生が授業の中で添削をしてくれるので

毎回周りの人に協力してもらい症例検討を集めました。

この時に症例検討をたくさんできたことは、私の中でも中医学を学んだ自信に少しなりました。

10か月のコース終了後に認定試験を受けて合格すると

漢方臨床指導士

に認定されました。

このコースを受けることが薬日本堂で学ぶなかでも集大成という感じがあったのですが

実際に試験まで終わってみると、

前よりは漢方について中医学について深く理解したとは思いますが

まだ知識が1本の道でつながっていないというか

モヤがかかって分からないことが多かったのでこの後どうしようかと考えていました。

 

長くなってしまったので、続きは次回にお話します。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。