ゆるり中医学~国際中医師が綴る生活に中医学を~

国際中医師、薬剤師が綴る中医学です。

中医学入門③ 気について

こんにちは。国際中医師、薬剤師が綴るゆるり中医学です。

 

今回は気血水の1つ、についてお話します。

 

前回、気は生命エネルギーそのもの、元気の気と説明しました。

さらに詳しく見てみましょう。

・生きる力のエネルギー(目に見えないエネルギー)

・身体の働きや内臓の機能

・人体に満ちているもの

・生きていくために必要不可欠なもの

 

この気ですが、種類が4個あります。

真気(元気) 成長発育・臓器の活動に必要(基本的な気)

宗気     呼吸と発生をする(胸中に存在)

営気     血を作る・全身を栄養する

衛気     体表にバリヤーを作る(防御作用)

 

 

この衛気のように

私たちの身体の表面を巡って身体を守ってくれているのです。

目に見えないので不思議な感じがしますよね。

 

ちなみに

 

 

気は絶えず変化しています。

気の運動

気の変化

のことを人間の生命活動ということができます。

 

気については漠然とした説明になるため、

最初は???とイメージが湧きづらいかもしれません。

まずはこんなものかな、とざっくりとした概要を頭においてみてください。

何度も繰り返し聞いているうちに、

“自分の中で気はこんなもの”

という像がつかめてくると思います。

 

それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました。