ゆるり中医学~国際中医師が綴る生活に中医学を~

国際中医師、薬剤師が綴る中医学です。

中医学入門 ②

こんにちは。国際中医師、薬剤師が綴るゆるり中医学です。

前回のブログで挙げたキーワードの気血水についてお話を進めていきます。

 

中医学では

人体は

で構成されている

と考えます。

 

現代医学から考えると血と水分が人体の構成要素というのはイメージしやすいと思いますが

気が人体の構成???とピンときづらいところがあります。

そしてここでイメージする血や水も、中医学の視点からみると若干異なる部分もあるのです。

 

ざっくりですが

気 生命エネルギーそのもの

  元気の気

血 全身に栄養を与えるもの

  精神活動のもとになる物質

水 全身を潤すもの

という役割があります。

 

 

健康であるというのは

気血水が

バランスが整っていて

不足なく

滞ってもいない状態

のことをさします。

 

この3つの成分のどれかが足りなかったり滞っている状態は

未病という形で身体に何らかの症状が出てきて(体質)

それを中医学で診断して不足しているものを足したり、

滞っているものの流れをスムーズにすることで

病気にならないように予防することができたりします。

 

体質の例を挙げてみると

気虚気滞血虚・お血・水滞

などがあります。

 

詳しくは次回以降の気血水の各論でお話しますが、

自分がどの体質に当てはまるか分かると

どんな養生いいか

どんな食材を食べたらいいかがわかるようになり

薬膳を作るうえでも大事な考え方になります。

 

それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました。